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前途厳しい秋田の美大、時代に逆行した4年制化 ― 全国に定員割れ、経営難、再編・統合などの大学多数

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2012-11-13
 9日に設置認可になったと言う、秋田公立美術大であるが、少子化、大学乱立の中、前途は厳しく、多額の公費を投入する大学であるにも関わらず、市民に十分な説明があったのか、市民の理解が得られているのか疑問が残る。
 群馬県の学校法人「堀越学園」は、定員割れから、経営難に陥り、10月に文部科学省から解散命令を受けることが決定したが、全国に定員割れ、経営難の大学は多数ある。1990年代以降の規制緩和による安易な大学設置の影響だ。
 急激な少子化の進行によって、18歳人口は減少の一途をたどっているが、一方で、大学・学部の新増設は、1990年代以降の規制緩和による安易な大学新増設が相次いだことにより、増え続け、入学定員数は増加を続けている。そのため、2007年度の大学入試では、大学入学定員数の方が、トータルの受験者数を上回るという「逆転現象」が生じ、「大学全入」時代が到来している。
 2012年度においては、全国の四年制私立大学の45.8%が定員割れになっている現状がある。 

 「全国の四年制私立大学の45.8%が今春、定員割れになったと日本私立学校振興・共済事業団が27日発表した。昨年に比べて6.8ポイント悪化し、3年ぶりに4割台になった」(2012年8月27日、日本経済新聞)

 芸術系大学では、新潟県の長岡造形大学がここ数年定員割れになっており、2012年度においては、入学定員248人に対し、入学者は159人に止まっている。(長岡造形大HPより)そのため、公設民営(地方公共団体が大学を設立し、民間が経営)で開学したこの大学は、現在、存続をかけ、公立化が検討されている。
 国公立大学においも、独立行政法人化を契機に、生き残りをかけた再編・統合が相次ぎ、
 筑波大学と図書館情報大学が統合し、筑波大学
 東京都立大学と都立化学技術大学と都立短期大学と都立保健科学大学が統合し、首都大学東京
 東京商船大学と東京水産大学が統合し、東京海洋大学
 山梨大学と山梨医科大学が統合し、山梨大学
 福井大学と福井医科大学が統合し、福井大学
 神戸大学と神戸商船大学が統合し、神戸大学に再編されるなど多数あり、
 芸術系の国立高岡短期大学も、富山大学、富山医科薬科大学とともに2005年10月1日に統合され、国立大学法人富山大学高岡短期大学部になっている。
 県境を超え、群馬大学と埼玉大学の統合も検討されており、秋田大学と弘前大学、岩手大学の再編・統合が協議された経緯もある。
 こうした大学経営を巡る厳しい状況の中での、秋田公立美術工芸短大の4年制化は、果たして必要であったのか。十分な議論がされたのか疑問であり、前途は厳しいと言える。



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新県立美術館に移された「秋田の行事」を観た方々から、

以前より展示室が狭くなった。
「秋田の行事」が、窮屈で縮んで見える。
階上の左右から見ることが出来なくなった。
照明の照り返しがきつい。
2階から見ると目線から高すぎる。3階から眺めると壁画が低すぎる。
展示室に奥行きがなく、この壁画の迫力が全く感じられない。
以前は圧倒するほどの存在感があったが、この絵の輝きが失われた。
新しい建物の現代的な感じと秋田の行事が違和感ある。
あそこへ行きさえすれば、という大きな拠り所が失われた。

などの声が上がっています。
(2014年2月)




 「秋田の行事」は8月31日に、平野政吉と藤田嗣治が一体となり建てた現県立美術館(平野政吉美術館)から移設されました。これは、世界に誇れる貴重な文化遺産を崩壊させる、非常に愚かな行為であり、一秋田県民として、強く非難致します。

(2013年8月31日)




 現秋田県立美術館(平野政吉美術館)は、建物を活用を検討していながら、2013年6月30日で閉館扱いとなりました。
 平野政吉と藤田嗣治が一体になり、実現させた現秋田県立美術館(平野政吉美術館)は、後世の人々、美術愛好家、若者達、藤田嗣治ファンのためにも残すべきです。
(2013年8月1日)




 現秋田県立美術館(平野政吉美術館)の大展示室は、「秋田の行事」のためにレオナール・フジタ(藤田嗣治)が助言したものです。
 

 ― 藤田は、「秋田の行事」を礼拝堂のような大空間で観るよう助言し、建物の上方から自然光を採り入れ、壁画に降り注ぐよう助言しました。また、壁画を床から1.8メートルの位置に上げ、両端を少しずつせり出して据え付けたのも、臨場感を狙い、藤田がこの絵に最も良い展示方法を指示したものです。藤田の理念が強く反映されている美術館、展示室は後世に伝えていくべきです。
(2013年5月15日)



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秋田県立美術館(平野政吉美術館)の閉館、大壁画「秋田の行事」展示室の閉鎖及び「秋田の行事」、藤田嗣治作品の移転について
美の巨人たち 藤田嗣治 「秋田の行事 」 ― 視聴出来なかった秋田県の方々に、一部誌上再現!
現秋田県立美術館(平野政吉美術館)に展示されている藤田嗣治「秋田の行事」




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