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秋田市の家庭ごみ処理手数料の使途のうち、2億2千万円が溶融炉建設の基金に ― ごみ減量目的で導入された手数料は、ごみ減量対策にのみ充てるべき。

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2015-04-24
 秋田市では、平成24年7月から、家庭が排出する一般ごみに対して、1リットル当たり1円 (45リットルごみ袋10枚で450円加算) のごみ処理手数料の負担を実施している。ストップ地球温暖化、二酸化炭素の削減を謳い、市が設定した数値目標達成 (1人当たり1日556g) のための手段として市民に説明され、導入されたものだ。

 最近の「広報あきた」 (秋田市役所発行、平成27年2月20日号) を見ると、平成25年度のごみ処理手数料を利用した事業費の内訳が載っていた。それによると、ごみ処理手数料収入(歳入)が、当初の見込みを上回る4億5千708万2千円、手数料を活用した事業など(歳出)が3億8千886万円となり、事業内訳は、

・「ごみ集積所の設置・修繕費の補助など 1千678万円」、「コンポスター購入費補助 (288基) や生ごみ堆肥作り講座の開催 146万9千円」といった「家庭ごみ減量のための対策事業」に7千535万円

・「スマートシティ・プロジェクトの推進協議会の運営 (活動実態が不明な協議会) 1千231万4千円」、「スマートシティ情報統合管理基盤の運用 (市の特定施設で運用) 3千225万円」 等々の 「その他の環境対策事業」に8千496万9千円

・「総合環境センターの溶融炉改修などに備えた積立て」である「基金の積み立て」に2億2千854万1千円

となっている。

 ごみを焼却する溶融炉改修のための基金の積み立て金が、突出して多いのが分かる。
 これでは何のための手数料導入であったのか非常に疑問だ。


 また、市が定めた「環境対策事業」に、市民が負担したごみ処理のための手数料を充てるのも如何なものか。環境対策、地球温暖化対策は、当然、家庭ごみの排出に限定されるものではない。自動車の排ガス規制、エネルギー問題など総合的な施策を伴うものである。家庭ごみ処理手数料を充当させるのは行き過ぎではないか。

 さらに、総合環境センターの溶融炉改修などは、従前より、市の一般財源から充てられるものであったはず。市財政逼迫のしわ寄せを、市民のごみ処理手数料で賄おうとする施策は、正当なものでなく、止めるべきではないか。
 ごみ処理手数料の使途は、あくまでその導入目的である「ごみ減量対策にのみ」限定して使うべきであり、仮に、余剰金が出た場合は、例えば、各家庭にごみ減量対策費として実費支給するなど、市民に還元し、市民に潤いを与えるべきである。

 秋田市と同様な中核市 (平成27年4月1日から、人口20万人以上の都市に法改正。従来は人口30万人以上) は、全国に、45市 (平成26年10月1日現在) あるが、家庭ごみ有料化を実施しているのは、秋田市の他、僅か9市 (注、著者調べ) 、22.2%に過ぎない

 秋田市は、市民が暮らしやすい、普通の30万都市を目指すべきである。

 今、秋田市議選の最中だが、市議になる人達には、家庭ごみの有料化や家庭ごみ処理手数料の使途の問題について、真剣に取り組むよう求めたい。市民とともに、その対応を注視したい。



 注、著者が、当該市のホームページ等で確認したところ、中核市45市のうち、家庭ごみ有料化を実施しているのは、秋田市以外では、函館市、旭川市、八王子市、長野市、下関市、高松市、久留米市、大分市、宮崎市の9市のみとなっている。



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新県立美術館に移された「秋田の行事」を観た方々から、

以前より展示室が狭くなった。
「秋田の行事」が、窮屈で縮んで見える。
階上の左右から見ることが出来なくなった。
照明の照り返しがきつい。
2階から見ると目線から高すぎる。3階から眺めると壁画が低すぎる。
展示室に奥行きがなく、この壁画の迫力が全く感じられない。
以前は圧倒するほどの存在感があったが、この絵の輝きが失われた。
新しい建物の現代的な感じと秋田の行事が違和感ある。
あそこへ行きさえすれば、という大きな拠り所が失われた。

などの声が上がっています。
(2014年2月)




 「秋田の行事」は8月31日に、平野政吉と藤田嗣治が一体となり建てた現県立美術館(平野政吉美術館)から移設されました。これは、世界に誇れる貴重な文化遺産を崩壊させる、非常に愚かな行為であり、一秋田県民として、強く非難致します。

(2013年8月31日)




 現秋田県立美術館(平野政吉美術館)は、建物を活用を検討していながら、2013年6月30日で閉館扱いとなりました。
 平野政吉と藤田嗣治が一体になり、実現させた現秋田県立美術館(平野政吉美術館)は、後世の人々、美術愛好家、若者達、藤田嗣治ファンのためにも残すべきです。
(2013年8月1日)




 現秋田県立美術館(平野政吉美術館)の大展示室は、「秋田の行事」のためにレオナール・フジタ(藤田嗣治)が助言したものです。
 

 ― 藤田は、「秋田の行事」を礼拝堂のような大空間で観るよう助言し、建物の上方から自然光を採り入れ、壁画に降り注ぐよう助言しました。また、壁画を床から1.8メートルの位置に上げ、両端を少しずつせり出して据え付けたのも、臨場感を狙い、藤田がこの絵に最も良い展示方法を指示したものです。藤田の理念が強く反映されている美術館、展示室は後世に伝えていくべきです。
(2013年5月15日)



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