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JRグループの「秋田デスティネーションキャンペーン」(秋田DC)と期待できないCM

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2013-09-02
 10月1日からJRグループが行う「秋田デスティネーションキャンペーン」(秋田DC)。12月31日までJRグループ各社が秋田を全国にPRするキャンペーンだと言う。年に3箇所ほどのキャンペーンが行われ、今年は仙台・宮城(4月1日~6月30日)、広島県(7月1日~9月30日)で既に行われた。昨年は、岩手県(4月1日~6月30日)、北海道(7月1日~9月30日)、山陰(10月1日~12月31日)、京都市(1月1日~3月20日)だったらしいが、地方都市、秋田市に住んでいるとほとんどその記憶がない。秋田県単独では、1984年、1997年に次いで3度目で、東北6県や北東北でも過去に6回あった。JRグループの列車利用客の増加も見込めるので、主要な駅や電車内での広告、テレビCMに纏った経費を掛けるらしい。
 今回の秋田DCでは、吉永小百合さん出演のテレビCMが製作され、藤田嗣治画伯の「秋田の行事」と新県立美術館のCMとなまはげのCMが作られたという。企画に斬新な印象がなく、期待は薄いだろう。「秋田の行事」は、世界でも稀な大壁画だが、美術ファン以外が興味を示すことは少ないだろうし、それだけで旅行客が集まることは少ないだろう。もの珍しさだけで訪れる場合もあったとしても、リピートが期待できない客ばかりだろう。また、「なまはげ」では、既に知名度が全国区であり、新鮮味がまるでない。また、キャンペーン中、臨時列車が多数運行され、その中に「増田の蔵号」(秋田~十文字間を11月16日に運行)、秋田内陸縦貫線経由の直通列車「森吉山麓紅葉号」(角館~弘前間、10月19・20・26・27日に運行)もあった。寧ろ、増田の蔵や秋田内陸縦貫線、森吉山麓の紅葉などを紹介したCMであれば、今まで全国にあまり知られてなく、とても新鮮な印象があったことと思う。各地のDCでの効果を見ると、今年4~5月の宮城県内観光客が前年比12.4%増などの例もあり、増加は当然あるだろうが、DCの時だけ客が増えてもあまり意味がない。一過性の効果しか期待できないキャンペーンを盛り上げるより、観光資源のクオリティを高める努力をすべきだろう。



<追記> 9.3
 吉永小百合さん出演のCMは、現県立美術館(平野政吉美術館)にて撮影され、新県立美術館と合成したものとのこと。このCMでは「秋田の行事」の大きさはある程度伝わるでしょうが、壁画の迫力までは伝わっておりません。
 また、新県立美術館の展示室では、現県立美術館(平野政吉美術館)の大展示室で観た時と同じような臨場感、建物との一体感は感じないでしょう。
 40数年の歳月を経て、重厚感、趣きを増していた、広さ550平方メートル、天井高18メートルの現県立美術館(平野政吉美術館)の展示室からの移転は、本当に惜しまれます。


P1010180_03 平野政吉美術館(2013年6月)

秋田の行事
(http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/leonardfoujita_tabi/33710.html)
【現県立美術館(平野政吉美術館)と「秋田の行事」の展示状況】

 「秋田の行事」が8月31日に移転され、藤田嗣治が教示した最も良い展示の姿を、全国からの観光客の方々にお見せできないことになり、残念です。


<関連記事>
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藤田嗣治「秋田の行事」の魅力
現秋田県立美術館の展示室が優れているこれだけの理由
現秋田県立美術館(平野政吉美術館)に展示されている藤田嗣治「秋田の行事」




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新県立美術館に移された「秋田の行事」を観た方々から、

以前より展示室が狭くなった。
「秋田の行事」が、窮屈で縮んで見える。
階上の左右から見ることが出来なくなった。
照明の照り返しがきつい。
2階から見ると目線から高すぎる。3階から眺めると壁画が低すぎる。
展示室に奥行きがなく、この壁画の迫力が全く感じられない。
以前は圧倒するほどの存在感があったが、この絵の輝きが失われた。
新しい建物の現代的な感じと秋田の行事が違和感ある。
あそこへ行きさえすれば、という大きな拠り所が失われた。

などの声が上がっています。
(2014年2月)




 「秋田の行事」は8月31日に、平野政吉と藤田嗣治が一体となり建てた現県立美術館(平野政吉美術館)から移設されました。これは、世界に誇れる貴重な文化遺産を崩壊させる、非常に愚かな行為であり、一秋田県民として、強く非難致します。

(2013年8月31日)




 現秋田県立美術館(平野政吉美術館)は、建物を活用を検討していながら、2013年6月30日で閉館扱いとなりました。
 平野政吉と藤田嗣治が一体になり、実現させた現秋田県立美術館(平野政吉美術館)は、後世の人々、美術愛好家、若者達、藤田嗣治ファンのためにも残すべきです。
(2013年8月1日)




 現秋田県立美術館(平野政吉美術館)の大展示室は、「秋田の行事」のためにレオナール・フジタ(藤田嗣治)が助言したものです。
 

 ― 藤田は、「秋田の行事」を礼拝堂のような大空間で観るよう助言し、建物の上方から自然光を採り入れ、壁画に降り注ぐよう助言しました。また、壁画を床から1.8メートルの位置に上げ、両端を少しずつせり出して据え付けたのも、臨場感を狙い、藤田がこの絵に最も良い展示方法を指示したものです。藤田の理念が強く反映されている美術館、展示室は後世に伝えていくべきです。
(2013年5月15日)



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現秋田県立美術館(平野政吉美術館)に展示されている藤田嗣治「秋田の行事」




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    tag : JR 秋田DC
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