レンサバを借りると

<< topページへ
TOP

秋田市のゴミ有料化問題 … 不可解な市議の態度の変化

ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 秋田県情報へ
2012-02-19
 秋田市の家庭ごみ有料化案が、昨年9月29日に可決されたが、賛成した議員の多くは、僅か10カ月前の一昨年11月に、「市民の理解を得られていない」と反対した人達だった。翌年4月に行われた市議会議員選挙を恐れたためだったことは明白だ。2010年(平成22年)12月に市議会に提出予定であった家庭ごみ有料化の関連議案について、「市議会の秋水会、市民クラブ、フォーラム21の3会派が『現段階で市民の理解を得られておらず、議案提出は時期尚早』などとして、24日までに議案提出の見送りを市当局に要請」(2010年11月26日、秋田魁新報)し、3会派の合計が議員定数の過半数を上回っていたため、市が議案提出を見送った経緯がある。その後、市議会議員選挙を経て、2011年(平成23年)9月29日に議案は可決されたが、「賛成した会派は秋水会(13人)、市民のみかた(1人)。反対は公明党(4人)、共産党(4人)、フォーラム21(3人)、護憲・わんぱくの会(1人)。市民クラブは賛成4と退席1、希望は賛成4と反対1、社会・市民連合は賛成1と反対1だった」」(2011年9月30日、秋田魁新報)ということだ。賛成に変化した秋水会、市民クラブの議員達は、10カ月で市民の理解が得られたと認識したのだろうか。本会議に先立って行われた委員会では、「最大会派の秋水会は『減量だけでなく、将来にわたって安定的なごみ処理を行っていくことが有料化の目的であると市民に説明するべきだ』などの意見を付して賛成した」(2011年9月27日、秋田魁新報)とある。市民の理解を得られてないが、135億円の建設費が掛かる、ごみ焼却施設更新のために賛成すると言っているようなものである。ごみ焼却施設建設は巨額利権絡みの事業とも言われている。
 秋田市はゴミ有料化の手数料の半分をごみ処理施設の整備費に充てるつもりのようだが、札幌市、仙台市、熊本市などの手数料の使途を調べてみたが、家庭ごみ有料化による手数料は、ごみ減量・リサイクルのための施策に活用されており、ごみ処理施設建設の費用には充てられていない。
 また、全国の自治体の6割が家庭ごみ有料化を実施しているが、秋田市と同じ人口30万人以上の中核市では、41市中8市の19.5%の実施に止まっているのが現状である。さらに、秋田市の2011年4月~12月の1人1日当たりの家庭ごみ排出量(資源化物を除く)は615グラム(広報あきた 2012年2月3日号)だが、秋田市の場合、家庭ごみにプラスチックゴミ(15%)が含まれており、プラスチックゴミを除いた家庭ごみ排出量は15%減の概ね522グラムとなる。この数値は、環境省が実施した平成20年度一般廃棄物処理事業実態調査結果の中核市の全国平均、571グラム(2011年、旭川市のデータより)を大きく下回っている。多くの都市が実施しているように、プラスチックゴミを分別すれば、秋田市の家庭ごみ排出量は、現状でも全国的に見て多いとは言えないのである。
 秋田市では家庭ごみ有料化を、「市の減量目標を達成するため」とし、大義を立てているが、結局は、国の方針が平成17年から「経済的インセンティブを活用した一般廃棄物の排出抑制や再生利用の推進、排出量に応じた負担の公平化及び住民の意識改革を進めるため、一般廃棄物処理の有料化の推進を図るべきである」となったことを根拠にしたものだろう。
 有料化しなくてもごみ減量を実現している自治体も存在している以上、ごみ有料化がごみ減量の唯一、最善の方法ではない。各々の地域にあった対応、施策がなされて当然だろう。
 また、家庭ごみ排出に手数料が掛からないことは、貧富の差なく、ごみを排出できる最も公平な手法である。
 秋田市では、有料化についての市民の理解も進んでいないようだ。経済が停滞し、市民の生活が困窮している中での実施は、時期としても適切とは言えないだろう。




現秋田県立美術館(平野政吉美術館)について

 現秋田県立美術館(平野政吉美術館)は、移転の必要がない。この美術館から、大壁画「秋田の行事」を始めとする藤田嗣治作品を移設することは、建物と藤田嗣治作品の文化的価値を損なうものであり、同時に秋田県、秋田県民の利益を損なうものである。現秋田県立美術館(平野政吉美術館)は従来通り、平野政吉が生涯を懸け収集した藤田嗣治作品の展示、鑑賞の場として末永く後世に伝えるべきである。





当ブログでは下記の記事をお薦めいたしております。


<お薦め記事>
秋田の文化遺産…平野政吉美術館
平野政吉美術館(秋田県立美術館)の採光について
平野政吉の業績…平野コレクションと美術館
美術館と自然光について
平野政吉のエピソード
平野政吉美術館と一体である藤田嗣治作品
平野政吉美術館の移転理由は何か [新規構成]
平野政吉と藤田嗣治の交友の歴史 1 … 出会い
大壁画「秋田の行事」誕生、美術館の壁画に … 平野政吉と藤田嗣治の交友の歴史 3
18年ぶりの再会、念願の美術館建設の実現 … 平野政吉と藤田嗣治の交友の歴史 4
最後の作品「平和の聖母礼拝堂」、永遠の別れ、永遠の友情 … 平野政吉と藤田嗣治の交友の歴史 5
藤田嗣治が助言した平野政吉美術館の採光
発見された藤田嗣治の日記と「秋田への思い」、「秋田の行事」、「美術館建設」
藤田嗣治画伯の「秋田の行事」はあの建物と一体になってこそ秋田の宝
レオナール・フジタ最後の作品「平和の聖母礼拝堂」と平野政吉美術館



関連記事

 ↓↓ クリックをお願いします! ありがとうございます。 
ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 秋田県情報へ




新県立美術館に移された「秋田の行事」を観た方々から、

以前より展示室が狭くなった。
「秋田の行事」が、窮屈で縮んで見える。
階上の左右から見ることが出来なくなった。
照明の照り返しがきつい。
2階から見ると目線から高すぎる。3階から眺めると壁画が低すぎる。
展示室に奥行きがなく、この壁画の迫力が全く感じられない。
以前は圧倒するほどの存在感があったが、この絵の輝きが失われた。
新しい建物の現代的な感じと秋田の行事が違和感ある。
あそこへ行きさえすれば、という大きな拠り所が失われた。

などの声が上がっています。
(2014年2月)




 「秋田の行事」は8月31日に、平野政吉と藤田嗣治が一体となり建てた現県立美術館(平野政吉美術館)から移設されました。これは、世界に誇れる貴重な文化遺産を崩壊させる、非常に愚かな行為であり、一秋田県民として、強く非難致します。

(2013年8月31日)




 現秋田県立美術館(平野政吉美術館)は、建物を活用を検討していながら、2013年6月30日で閉館扱いとなりました。
 平野政吉と藤田嗣治が一体になり、実現させた現秋田県立美術館(平野政吉美術館)は、後世の人々、美術愛好家、若者達、藤田嗣治ファンのためにも残すべきです。
(2013年8月1日)




 現秋田県立美術館(平野政吉美術館)の大展示室は、「秋田の行事」のためにレオナール・フジタ(藤田嗣治)が助言したものです。
 

 ― 藤田は、「秋田の行事」を礼拝堂のような大空間で観るよう助言し、建物の上方から自然光を採り入れ、壁画に降り注ぐよう助言しました。また、壁画を床から1.8メートルの位置に上げ、両端を少しずつせり出して据え付けたのも、臨場感を狙い、藤田がこの絵に最も良い展示方法を指示したものです。藤田の理念が強く反映されている美術館、展示室は後世に伝えていくべきです。
(2013年5月15日)



関連記事
平野政吉美術館の大展示室と藤田嗣治「秋田の行事」 ~ 永遠に

秋田県立美術館(平野政吉美術館)の閉館、大壁画「秋田の行事」展示室の閉鎖及び「秋田の行事」、藤田嗣治作品の移転について
美の巨人たち 藤田嗣治 「秋田の行事 」 ― 視聴出来なかった秋田県の方々に、一部誌上再現!
現秋田県立美術館(平野政吉美術館)に展示されている藤田嗣治「秋田の行事」




ブログランキング・にほんブログ村へ


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • image1080-G.png

  • カテゴリ :秋田市 トラックバック:(-) コメント:(-)
    << topページへこのページの先頭へ >>