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秋田にパンダ誘致? 覚悟と責任は?

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2011-11-29
 今年6月に、秋田市大森山動物園にジャイアントパンダを誘致しよういう話が突然話題にされ、12月の秋田市議会で「パンダ誘致可能性調査経費」360万円が計上された補正予算案が提出されるという。この件で秋田市民になぜパンダ誘致なのかという説明があっただろうか。市民の同意を得ているのだろうか。
 ジャイアントパンダは中国において「中国国家第1種類の重点保護動物」であるだけでなく、地球上から絶滅が危惧されている「絶滅危惧種」である。WWF(世界自然保護基金)によると野生の個体数は約1600頭。世界中の動物園などの施設で飼育されている個体数は昨年の中国メディアの報道によると約300頭しかいない。中国以外の動物園では日本、アメリカ、ドイツ、メキシコ、オーストリア、タイ、オーストラリアの合計12の動物園でしか飼育されていない、まさに「世界の宝」といえる動物である。
 このパンダを秋田市に誘致しようという話は今年6月に急に出された。その理由は「大震災で沈みがちな東北と秋田の元気のために大森山動物園にジャイアントパンダを呼びたい」ためだという。この理由のためなら、9月に中国政府にパンダ貸与の要請をした仙台市の八木山動物公園のほうが相応しいはずである。
 人口32万人の秋田市が誘致に踏み込むのなら世界に認知される「パンダの都市」となる覚悟と責任が必要である。その覚悟もないまま、情緒的理由を根拠に誘致するのなら、まさに「客寄せパンダ」目的、パンダの政治利用にしか過ぎないだろうし、パンダも喜ばないだろう。
 ジャイアントパンダの誘致には多額のコストも発生する。上野動物園ではレンタル料として1年当たり95万ドル(約7800万円)掛かり、輸送コストに約4900万円、パンダ舎の改装費に約9000万円掛かっている。飼料代は、1日1万5000円掛かり、死亡した場合も賠償金50万ドル(約4100万円)掛かるという。人口154万人の神戸市の王子動物園でさえ、「パンダ効果で来園者が増えても赤字経営」という現実もあるようだ。
 秋田市では平成21年度の有効求人倍率が0.34であるなど、厳しい雇用情勢が続いている。こういった状況の中でパンダ誘致調査に予算を計上し、パンダ誘致に踏み出すのなら、まず始めに、市民になぜパンダなのか、今、大森山動物園にいる動物ではだめなのか、説明する必要がある。




現秋田県立美術館(平野政吉美術館)について

 現秋田県立美術館(平野政吉美術館)は、移転の必要がない。この美術館から、大壁画「秋田の行事」を始めとする藤田嗣治作品を移設することは、建物と藤田嗣治作品の文化的価値を損なうものであり、同時に秋田県、秋田県民の利益を損なうものである。現秋田県立美術館(平野政吉美術館)は従来通り、平野政吉が生涯を懸け収集した藤田嗣治作品の展示、鑑賞の場として末永く後世に伝えるべきである。





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 秋田県人は 《見えっぱりで、ルーズでのんびり屋で、お上意識ばかりが強く、権威にへつらい、射倖心に富み経済観念はゼロ、中央へのコンプレックスを捨てきれない》 《とどのつまりは、本質をわきまえずに行動するきらいが強い》 と指摘されています。県内の出来事に当てはめると容易に理解できます。 秋田県人は物事の本質を見極め行動すべきです。  http://akitacolumn2.blog.fc2.com/blog-entry-119.html




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新県立美術館に移された「秋田の行事」を観た方々から、

以前より展示室が狭くなった。
「秋田の行事」が、窮屈で縮んで見える。
階上の左右から見ることが出来なくなった。
照明の照り返しがきつい。
2階から見ると目線から高すぎる。3階から眺めると壁画が低すぎる。
展示室に奥行きがなく、この壁画の迫力が全く感じられない。
以前は圧倒するほどの存在感があったが、この絵の輝きが失われた。
新しい建物の現代的な感じと秋田の行事が違和感ある。
あそこへ行きさえすれば、という大きな拠り所が失われた。

などの声が上がっています。
(2014年2月)




 「秋田の行事」は8月31日に、平野政吉と藤田嗣治が一体となり建てた現県立美術館(平野政吉美術館)から移設されました。これは、世界に誇れる貴重な文化遺産を崩壊させる、非常に愚かな行為であり、一秋田県民として、強く非難致します。

(2013年8月31日)




 現秋田県立美術館(平野政吉美術館)は、建物を活用を検討していながら、2013年6月30日で閉館扱いとなりました。
 平野政吉と藤田嗣治が一体になり、実現させた現秋田県立美術館(平野政吉美術館)は、後世の人々、美術愛好家、若者達、藤田嗣治ファンのためにも残すべきです。
(2013年8月1日)




 現秋田県立美術館(平野政吉美術館)の大展示室は、「秋田の行事」のためにレオナール・フジタ(藤田嗣治)が助言したものです。
 

 ― 藤田は、「秋田の行事」を礼拝堂のような大空間で観るよう助言し、建物の上方から自然光を採り入れ、壁画に降り注ぐよう助言しました。また、壁画を床から1.8メートルの位置に上げ、両端を少しずつせり出して据え付けたのも、臨場感を狙い、藤田がこの絵に最も良い展示方法を指示したものです。藤田の理念が強く反映されている美術館、展示室は後世に伝えていくべきです。
(2013年5月15日)



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