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東北各県の人口減少予測と秋田県の新文化施設の規模

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2017-08-24
 国立社会保障・人口問題研究所による東北各県の2040年の人口予測と現在の人口(著者調べ)は下記の通りとなっている。
 現在、東北6県で唯一、人口100万人を切っている秋田県は、2010年比で実に-35.6%の人口減少率が予測されており、これは東北のみならず、全国一である。

 ◎ 2040年人口予測
    (2010年比、%) 総人口(千人)
 秋田   -35.6      700       996,983人(平成29年8月1日現在の人口)
 青森    -32.1       932        1,338,465人(平成29年1月1日現在の人口)
 岩手    -29.5       938        1,268,083人(平成28年10月1日現在の人口)
 山形    -28.5       836        1,103,190人(平成29年7月1日現在の人口)
 福島    -26.8       1485        1,884,646人(平成29年7月1日現在の人口)
 宮城    -16         1973        2,322,955人(平成29年7月1日現在の人口)


  公共施設の規模も人口減少予測に見合った大きさにするのが、自明であり、過大な規模の施設の建設は許されない。
 因みに、東北各県の主な文化施設の規模(客席数)は下記の通りとなっている。

青森市文化会館:客席数 2,031席
岩手県民会館:客席数 1,991席(大ホール)、602席(中ホール)
宮城県民会館:客席数 1,590席  〈他に仙台サンプラザ 《最大2710席》 等あり〉
山形県県民会館:客席数 大ホール 1,496席、地下講堂 150席(移動席)  〈現在、新県民文化施設 《大ホール2000席》 を建設中〉
福島県 とうほう・みんなの文化センター(福島県文化センター):客席数 大ホール全1,752席、小ホール379席(ほか車椅子席5席)
                             《著者調べ》


 23年後に、東北でも、一際少ない人口70万人と予測されている秋田県において、現在計画されている、2000席の大ホールと800席の小ホールを有し、延べ床面積2万1500平方メートルの東北最大規模の客席数を持つ施設は、適正規模と言えるのだろうか。
 220億円を上回るという建設費は、巨額過ぎはしないのか。福祉等他の予算に回すべきである。

 財政規律のない公共施設の建設は、県の衰退の元凶である。

 大きな規模の施設を造り、客を呼び込みたいと言う、前世紀の遺物のような発想と、哀れな田舎者根性を捨てない限り、秋田県の全国最高水準の勢いで進む衰退は止まらないだろう。



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新県立美術館に移された「秋田の行事」を観た方々から、

以前より展示室が狭くなった。
「秋田の行事」が、窮屈で縮んで見える。
階上の左右から見ることが出来なくなった。
照明の照り返しがきつい。
2階から見ると目線から高すぎる。3階から眺めると壁画が低すぎる。
展示室に奥行きがなく、この壁画の迫力が全く感じられない。
以前は圧倒するほどの存在感があったが、この絵の輝きが失われた。
新しい建物の現代的な感じと秋田の行事が違和感ある。
あそこへ行きさえすれば、という大きな拠り所が失われた。

などの声が上がっています。
(2014年2月)




 「秋田の行事」は8月31日に、平野政吉と藤田嗣治が一体となり建てた現県立美術館(平野政吉美術館)から移設されました。これは、世界に誇れる貴重な文化遺産を崩壊させる、非常に愚かな行為であり、一秋田県民として、強く非難致します。

(2013年8月31日)




 現秋田県立美術館(平野政吉美術館)は、建物を活用を検討していながら、2013年6月30日で閉館扱いとなりました。
 平野政吉と藤田嗣治が一体になり、実現させた現秋田県立美術館(平野政吉美術館)は、後世の人々、美術愛好家、若者達、藤田嗣治ファンのためにも残すべきです。
(2013年8月1日)




 現秋田県立美術館(平野政吉美術館)の大展示室は、「秋田の行事」のためにレオナール・フジタ(藤田嗣治)が助言したものです。
 

 ― 藤田は、「秋田の行事」を礼拝堂のような大空間で観るよう助言し、建物の上方から自然光を採り入れ、壁画に降り注ぐよう助言しました。また、壁画を床から1.8メートルの位置に上げ、両端を少しずつせり出して据え付けたのも、臨場感を狙い、藤田がこの絵に最も良い展示方法を指示したものです。藤田の理念が強く反映されている美術館、展示室は後世に伝えていくべきです。
(2013年5月15日)



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