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人口減少が続く中、膨張を続ける秋田市の秋田公立美術大への予算

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2017-09-17
 秋田公立美術大学は、前身が「秋田市立工芸学校」 (昭和27年設立)、「秋田市立美術工芸専門学校」 (昭和50年改称)、「秋田公立美術工芸短期大学」 (平成7年4月開学)であり、平成24年、当時の民主党政権の田中文科相が一端、4年制大学設置を不認可としたが、その後認可され、紆余曲折の末、平成25年4月に開学となった大学である。
 全国的な少子化、人口減少により、定員割れの大学が相次ぐ中、将来の経営が成り立つのか、多額の市費投入は妥当なものなのか等、疑問が尽きない大学でもある。

 この大学への秋田市が拠出する運営費は、前身の短期大学時代は、平成23年度が、5億2千1百万円 (2011秋田公立美術工芸短期大学学報より) であったが、現在は、8億5千7百万円 (秋田公立美術大学平成28年度年度計画より) となっている。それが、本年度は大学院 (修士課程2年) が設置されたため、さらに1億円増となり、2019年は博士過程 (3年) まで新設する予定とのことで、10億円以上 (推定) に膨らむと予測されている。市費投入の膨張が続いている。さらに、昨年度は、新規の大学院棟が建設され、7億6千万円の建設費が投入されている。 (広報あきた平成28年4月1日号より)  校舎の増築が今後も続くことが予想される。

 現在、人口311,952人 (推計人口、2017年5月1日現在) の秋田市は、23年後、2040年には、235,000人 (国立社会保障・人口問題研究所) と予測されている。市税減収、歳入の減少が確定的な中、市民生活と密接していない、趣味の領域の美術大への支出を増大させ続け、継続的に負担するような市政は、真当な市政と言えるのだろうか。未来に多額の付けを回し続ける卑劣な市政である。

 秋田市及び隣県の県庁所在地である、青森県青森市、岩手県盛岡市、山形県山形市の国公立大学の内訳は下記の通りだ。


◎ 秋田市 … ○秋田大学 (学生数4,502 《2014年》 ) 、秋田県立大学 (学生数1,353 《2015年4月1日》 、本荘キャンパス、大潟キャンパスも含む) 、国際教養大学 (学生数947 《2015年4月1日》 ) 、秋田公立美術大学 (学生数 420)

◎ 青森市 … 青森県立保健大学 (学生数972 《2015年5月1日》 )、青森公立大学 (学生数1,322 《2016年5月1日》 ) (他に弘前市に○弘前大学)

◎ 盛岡市 … ○岩手大学 (学生数5,710 《2014年5月1日》 ) (他に滝沢市に岩手県立大学)

◎ 山形市 … ○山形大学 (学生数7,648 《2015年5月1日》 、米沢キャンパス、鶴岡キャンパスも含む) 、山形県立保健医療大学 (学生数415 《2014年4月1日》 )

                                    ○は国立大 著者調べ



 秋田市の4大学 (内、公立大3) は、青森市の2大学 (内、公立大2) 、盛岡市の1大学 (内、公立大0) 、山形市の2大学 (内、公立大1) と比較し、飛び抜けて多いことが分かる。

 また、県費、市費の投入 (運営交付金として支出) は、秋田県立大学が36億2千6百万円 (平成27年度、公開されている財務諸表で確認) 、国際教養大学 (秋田県設立) が10億3千3百万円 (平成23年度、公開されている財務諸表で確認) 、秋田公立美術大学が8億5千7百万円 (公開されている平成28年度年度計画で確認) に上っている。
 秋田県、秋田市の現状と将来の人口減少を見据えれば、極めて過大な負担と言えるだろう。

 国際教養大学 (2004年4月開学) 、秋田公立美術大学 (平成25年4月開学) の開学は、誤りであったと改めて思う。

 加えて、高校卒業後、毎年、秋田県から県外へ流出する、進学希望の約5000人 (2007年の県外進学者は5201人 〈県調査〉 《2015年2月27日、秋田魁新報より》 ) の生徒の受け入れ先になる、秋田県内の国公立大にない、法学部、経済学部等の文科系大学の新設であるのなら、ある程度理解できるのだが、外国語系と美術系の大学の新設では、秋田県、秋田市にとって全くのミスマッチと言えるだろう。
 大学新設利権と結び付いた大学の新設と見ることができるだろう。
 
 また、この秋田県、秋田市における過剰な公立大の新設は、 《見えっぱりで、ルーズで、お上意識が強く、経済観念がなく、物事の本質をわきまえない》 秋田県人の悪しき県民性の表れとも見ることができるでしょう。

 本質をわきまえない県政、市政が続けば、秋田県、秋田市の衰退はさらに続くことになるに違いない。
 県民、市民は厳しく注視すべきです。



 
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本質をわきまえない秋田県民の県民性と公共施設の建設
 秋田県人は 《見えっぱりで、ルーズでのんびり屋で、お上意識ばかりが強く、権威にへつらい、射倖心に富み経済観念はゼロ、中央へのコンプレックスを捨てきれない》 《とどのつまりは、本質をわきまえずに行動するきらいが強い》 と指摘されています。県内の出来事に当てはめると容易に理解できます。 秋田県人は物事の本質を見極め行動すべきです。  http://akitacolumn2.blog.fc2.com/blog-entry-119.html




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新県立美術館に移された「秋田の行事」を観た方々から、

以前より展示室が狭くなった。
「秋田の行事」が、窮屈で縮んで見える。
階上の左右から見ることが出来なくなった。
照明の照り返しがきつい。
2階から見ると目線から高すぎる。3階から眺めると壁画が低すぎる。
展示室に奥行きがなく、この壁画の迫力が全く感じられない。
以前は圧倒するほどの存在感があったが、この絵の輝きが失われた。
新しい建物の現代的な感じと秋田の行事が違和感ある。
あそこへ行きさえすれば、という大きな拠り所が失われた。

などの声が上がっています。
(2014年2月)




 「秋田の行事」は8月31日に、平野政吉と藤田嗣治が一体となり建てた現県立美術館(平野政吉美術館)から移設されました。これは、世界に誇れる貴重な文化遺産を崩壊させる、非常に愚かな行為であり、一秋田県民として、強く非難致します。

(2013年8月31日)




 現秋田県立美術館(平野政吉美術館)は、建物を活用を検討していながら、2013年6月30日で閉館扱いとなりました。
 平野政吉と藤田嗣治が一体になり、実現させた現秋田県立美術館(平野政吉美術館)は、後世の人々、美術愛好家、若者達、藤田嗣治ファンのためにも残すべきです。
(2013年8月1日)




 現秋田県立美術館(平野政吉美術館)の大展示室は、「秋田の行事」のためにレオナール・フジタ(藤田嗣治)が助言したものです。
 

 ― 藤田は、「秋田の行事」を礼拝堂のような大空間で観るよう助言し、建物の上方から自然光を採り入れ、壁画に降り注ぐよう助言しました。また、壁画を床から1.8メートルの位置に上げ、両端を少しずつせり出して据え付けたのも、臨場感を狙い、藤田がこの絵に最も良い展示方法を指示したものです。藤田の理念が強く反映されている美術館、展示室は後世に伝えていくべきです。
(2013年5月15日)



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