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秋田市 泉・外旭川地区のJR新駅設置についての欺瞞的なアンケート

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2017-12-25
 秋田市では、同市泉・外旭川地区に、20億5千万円をかけ、JR新駅を建設する方針であると伝えられている。その建設理由が、市民へのアンケート調査により、新駅予定周辺地域の約76%、秋田市全体の約62%が新駅の必要性を認識している、市長の選挙公約の一つであることなどとしているようだが、このうちアンケート調査は、設問方法などに欺瞞が見えるものであった。

 同アンケートは、平成25年に、新駅周辺の市民とそれ以外の市民を各1300世帯ずつ抽出し、実施されたものだが、設問が、新駅設置を前提とした、設置効果の有無を問うており、著しく客観性を欠いたものであった。

「秋田市 市民意向調査より」 ~
 この調査は、はじめに新駅設置で見込まれる効果について、泉・外旭川地区に新駅が設置された場合、次の〔1〕から〔8〕のような多様な効果が考えられるが、あなたはどう考えるか。と問うている。

 新駅設置の有無を問うことを飛ばし、設置効果の有無を最初に問うているのである。
 市費を使った行政のアンケートで、このような客観性を欠いたものが実施されていたとは驚きである。

 そして、その8項目として、
〔1〕免許をお持ちでない等、車を利用できない方の移動の足が確保され、外出機会が向上する
〔2〕新駅設置により、交通手段の選択の自由度が増え、鉄道やバスなどの公共交通の利便性が向上する
〔3〕自動車利用から鉄道利用への転換が促進され、朝夕などのピーク時における交通混雑が緩和する
〔4〕自動車利用から鉄道利用への転換が促進され、交通事故の危険性が軽減される
〔5〕自動車利用から鉄道利用への転換が促進され、二酸化炭素などの排出量が減少し、環境面での改善が図られる
  ………
  ………
等、誰もが納得し同意できるような常識的項目を列挙し、「おおいに思う」「やや思う」「どちらでもない(わからない)」「あまり思わない」「全く思わない」を問うているものだ。

 回答者は、大方同意するだろうし、新駅設置は決まったものと認識してしまう、誘導的な問いである。

次に、新駅設置の必要性についての設問では選択肢が

1.超高齢化社会が進展する中で公共交通の維持・確保は主要な課題であり、新駅はぜひ必要である
2.効果と費用を試算した上で、「効果が費用を上回る」なら、新駅は必要である
3.新駅設置は必要でない
4.どちらとも言えない(わまらない)

となっており、

「ぜひ必要である」「必要である」のみ、理由付けし回答を誘導し、「必要ない」「どちらとも言えない(わまらない)」には、一切理由付けしていない。極めて不公平、不正なものだ。

 このような客観性を欠いた、誘導的調査を実施し、その結果で、新駅整備の必要性の判断を下して良いものなのか、甚だ疑問であり、恐ろしい思いがする。
 こんなことが横行するから、民意の反映が削がれ、結果、秋田市は活気のない街になるのだろう。
 市民の皆様、どうぞお気をつけください。

 市ではこのアンケート調査を元に 「泉・外旭川新駅(仮称)整備効果等調査報告書<概要版>」 の中で「新駅周辺地域では新駅整備を肯定する意見が約76%と大勢を占めている。他、全市においても肯定派が約62%を占めていることから、市民の多くが整備の必要性を認識していると考えられる」 と結論づけている。

 このような欺瞞的なアンケート調査結果を元に、新駅設置は必要だと主張することがまかり通るは、とても信じがたい。信頼の置けない市政である。

 当方なら、
「新駅への移動に時間を要し、かつ鉄道の本数が少なく1時間に1本の時間帯もあり、利便性がないため、設置は必要ない」(※ 注)

「人口減が確実な中、鉄道とバス路線との競合により、路線バスの本数の減少、廃止も予測されるため、設置は必要ない」

「目的地付近に停車する路線バスに利便性があり、寧ろ路線バスの本数増加を図るべきであり、鉄道の新駅設置は必要ない」

 といった項目も加えるだろう。
  (※ 注) 現在のJR奥羽線の土崎駅~秋田駅間の列車運行数は、7時台6本、8時台3本、17時台3本以外は、1時間に1、2本である。


 また、新駅設置予定とされる、泉・外旭川地区に該当するバス路線のうち、『泉ハイタウン線』は、6時~18時の各時間帯で1時間に1、2本の運行で、『神田旭野線』は7時台のみ4本で、14時台3本、18時台1本、他の時間帯は1時間に2本、『神田土崎線』の秋田駅発着便に至っては、1日1本だけとなっている。

 決して多い本数ではないが、もし新駅設置となれば、鉄道利用者と競合し、バス路線の乗車率低下、運行数の減少が懸念され、バス利用者にとって現在より不便な運行状態に改変される可能性がある。

 また、現在、自家用車で市内を移動している人達が、運行数の少ない鉄道利用に変わるとは考えづらい。

 少子化によって、学生数もさらに減少が予想され、通学での利用者数も今後20年~30年経過するとさらに減少するだろう。

 現状と20年~30年後の秋田市を見据えた時、新駅設置が必要だという結論に至るのは、とても理解できない。

 また、秋田駅-土崎駅間の距離は、7.1キロだが、それ以上の駅間距離がある駅が県内や奥羽線内にも多数ある。

 新駅設置の必然性はどこにも存在しないだろう。

 選挙公約であると言っても、利権がからむ公共事業を、利益誘導型の公約にすることが、秋田市の行く末にとって、果たして妥当と言えるのか。

 最後は、土建屋が潤う方向に収れんされているのが、現在の秋田市政、市議会の実状のようである。








〈追記〉
 バス運賃についてだが、
 新駅予定地付近のバス停から秋田駅までだと現在、 神田旭野線 (秋田中央交通) 桜町バス停から220円、天徳寺前バス停から250円である。途中下車の際はもっと安い料金になる。
 当方が、利用する泉ハイタウン線 (同) 某バス停からだと190円であり、目的地の最寄バス停で下車でき、料金は同様にもっと安くなる。
 (因みに、JR 秋田駅→土崎駅の片道運賃は現在200円)
 また、秋田市では高齢者ワンコインバス事業で、現在、満65歳以上の秋田市民は、秋田中央交通㈱が市内で運行する路線バス等に100円で乗車できることになっている。
 バス運賃は高くはない。
 進行する超高齢化社会に対応するため、市がアンケートの文言で言うように、「公共交通の維持・確保は、主要な課題であり」、そのため、「バスの安定運行と路線網の充実が求められるのである」
 新駅建設は、新駅予定地にごく近い人達が、駅構内へ出向く場合、乗り換えの場合にのみ便利なだけである。





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新県立美術館に移された「秋田の行事」を観た方々から、

以前より展示室が狭くなった。
「秋田の行事」が、窮屈で縮んで見える。
階上の左右から見ることが出来なくなった。
照明の照り返しがきつい。
2階から見ると目線から高すぎる。3階から眺めると壁画が低すぎる。
展示室に奥行きがなく、この壁画の迫力が全く感じられない。
以前は圧倒するほどの存在感があったが、この絵の輝きが失われた。
新しい建物の現代的な感じと秋田の行事が違和感ある。
あそこへ行きさえすれば、という大きな拠り所が失われた。

などの声が上がっています。
(2014年2月)




 「秋田の行事」は8月31日に、平野政吉と藤田嗣治が一体となり建てた現県立美術館(平野政吉美術館)から移設されました。これは、世界に誇れる貴重な文化遺産を崩壊させる、非常に愚かな行為であり、一秋田県民として、強く非難致します。

(2013年8月31日)




 現秋田県立美術館(平野政吉美術館)は、建物を活用を検討していながら、2013年6月30日で閉館扱いとなりました。
 平野政吉と藤田嗣治が一体になり、実現させた現秋田県立美術館(平野政吉美術館)は、後世の人々、美術愛好家、若者達、藤田嗣治ファンのためにも残すべきです。
(2013年8月1日)




 現秋田県立美術館(平野政吉美術館)の大展示室は、「秋田の行事」のためにレオナール・フジタ(藤田嗣治)が助言したものです。
 

 ― 藤田は、「秋田の行事」を礼拝堂のような大空間で観るよう助言し、建物の上方から自然光を採り入れ、壁画に降り注ぐよう助言しました。また、壁画を床から1.8メートルの位置に上げ、両端を少しずつせり出して据え付けたのも、臨場感を狙い、藤田がこの絵に最も良い展示方法を指示したものです。藤田の理念が強く反映されている美術館、展示室は後世に伝えていくべきです。
(2013年5月15日)



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