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秋田公立美術工芸短大の四年制化は秋田市に必要なのか

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2012-11-08
 田中真紀子文部科学相が、2日、大学設置認可の厳格化を進めるとし、2013年度の開設を予定していた3校を不認可とすると発言したが、昨日、「新たな審査基準を設けて判断する」、今日になり「現行制度にのっとり、適切に対応する」と変わり、3校について認可する考えを示したとのことだ。
 田中大臣は、大学設置認可の厳格化方針の背景には、大学の乱立による教育の質の低下があることを挙げている。1990年以降の規制緩和により、大学設置のハードルが下がり、短大から四年制への転換が相次ぎ、自治体主導による大学が各地にでき、今年5月時点での国公立私立の四年制大学は783校で、20年前の1991年と比較し、1.5倍、実に269校も増加している。こうしたことから大学の乱立が学生の質の低下を招いていると産業界などからも批判が出ていたとのことだ。

 田中大臣の大学設置に関する一連の発言を機に、認可の見通しだと言う、秋田市の秋田公立美術工芸短大の四年制化は、秋田市、秋田市民にとって必要なのか考えてみたい。
 秋田市の秋田公立美術工芸短大の四年制化は、現在の秋田市長が選挙で公約に掲げたと言う理由で進められ、2011年2月に、市が人選した「有識者委員会」が提言書を市に提出し、2012年3月に設置認可が申請された。この「有識者委員会」は、元文部科学省官僚、五人の大学関係者(学長と学長補佐)、県内高校校長、秋田県立近代美術館館長、民間放送社長、秋田商工会議所会頭の10人で構成されていた。行政に遠慮なく、自由な議論ができる人選であったのか疑問である。また、多額の市費が投入されるのに、市民生活への影響や財政面からの議論がされたのかも疑問だ。
 また、秋田市民の間で、どれほど四年制美術大の必要性が理解されているのだろうか。1年前の地元紙によると、市議会で「『開学の時期にこだわるべきでない』『市民の理解が十分に得られていない』などと指摘」(2011年12月21日、秋田魁新報)があったという。しかし、現在、2890万円の設計料を費やし、5億2千万円もの公費で施設増築、新設の工事が進めれている。また、四年制化になった場合、単年度の人件費や維持管理費は現在より約1億5千万円増の約9億8千万円になると試算されている。10年で98億、20年で196億と言う莫大な支出である。税金の無駄使いだという市民の声も聞かれ、市財政悪化の要因になる懸念もある。
 秋田公立美術工芸短大が、秋田市民にその必要性が十分に認識されていない中で、四年制化は必要であろうか。
 全国で四年制大学が乱立した煽りで、逆に短期大学は減少していると言う。むしろ、短期大学であったほうが希少性をアピールできたのではないか。短大として質の向上に努めることが、ここ数年落ちていると言う、就職率のアップにも繋がるのではないか。
 また、美術大に社会のニーズがあるのなら、市民に負担を強いない私学への売却も検討されて然るべきである。



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新県立美術館に移された「秋田の行事」を観た方々から、

以前より展示室が狭くなった。
「秋田の行事」が、窮屈で縮んで見える。
階上の左右から見ることが出来なくなった。
照明の照り返しがきつい。
2階から見ると目線から高すぎる。3階から眺めると壁画が低すぎる。
展示室に奥行きがなく、この壁画の迫力が全く感じられない。
以前は圧倒するほどの存在感があったが、この絵の輝きが失われた。
新しい建物の現代的な感じと秋田の行事が違和感ある。
あそこへ行きさえすれば、という大きな拠り所が失われた。

などの声が上がっています。
(2014年2月)




 「秋田の行事」は8月31日に、平野政吉と藤田嗣治が一体となり建てた現県立美術館(平野政吉美術館)から移設されました。これは、世界に誇れる貴重な文化遺産を崩壊させる、非常に愚かな行為であり、一秋田県民として、強く非難致します。

(2013年8月31日)




 現秋田県立美術館(平野政吉美術館)は、建物を活用を検討していながら、2013年6月30日で閉館扱いとなりました。
 平野政吉と藤田嗣治が一体になり、実現させた現秋田県立美術館(平野政吉美術館)は、後世の人々、美術愛好家、若者達、藤田嗣治ファンのためにも残すべきです。
(2013年8月1日)




 現秋田県立美術館(平野政吉美術館)の大展示室は、「秋田の行事」のためにレオナール・フジタ(藤田嗣治)が助言したものです。
 

 ― 藤田は、「秋田の行事」を礼拝堂のような大空間で観るよう助言し、建物の上方から自然光を採り入れ、壁画に降り注ぐよう助言しました。また、壁画を床から1.8メートルの位置に上げ、両端を少しずつせり出して据え付けたのも、臨場感を狙い、藤田がこの絵に最も良い展示方法を指示したものです。藤田の理念が強く反映されている美術館、展示室は後世に伝えていくべきです。
(2013年5月15日)



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美の巨人たち 藤田嗣治 「秋田の行事 」 ― 視聴出来なかった秋田県の方々に、一部誌上再現!
現秋田県立美術館(平野政吉美術館)に展示されている藤田嗣治「秋田の行事」




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